──っ(体育館中に響いた彼の言葉を耳にした同じバスケ部の部員達がにやにやと意味ありげに笑い、黄色い声を上げて囃し立ててくる。気恥ずかしさから思わず頬を赤く染め上げてしまいつつ激しく首を左右に振って気を取り直しては彼を手招きして)下りてきなよ、一緒に帰ろ!