レンタルカレシ 2021-03-10 11:07:54 |
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待たせたな(一瞬見せた女性店員の冷めた瞳には当然気付かず、会計を済ませて注文の品が用意されるのを待機。その間外したサングラスを胸ポケットへ仕舞いつつも、幸い並んでいる客はさほど居なかった為数分程で受け取る事が出来た。きょろきょろと店内見渡し相手と目が合えば頬を緩ませ歩み寄っていき。上記一言告げ向かいの席に腰掛けると、購入し既にストローを差したフラペチーノを互いの目の前、テーブルへと置く。そして足を組み改めて自分のカップを持てば、ストローを咥えゆっくりと中身を味わい。直後、僅かな時間だった。鳩が豆鉄砲を食らった様な顔をしては瞼を閉じつらつらと感想を伝える。「春の訪れを感じさせる甘美な香りと禁断の紅い果実がまるで母親の腕に包まれる赤子の如くマッチして淡い青春のトキメキが蘇っていくようだ…!さあおそ松、お前も早く飲むと良い。共にこの感動を分かち合おうじゃないか!」カッと目を開いたかと思えば静かにもう一度喉へ流し込んでいく。前々から気になっていた商品だったのか、それとも今回のプランを考える時に知ったのか、満足気な表情浮かべると半分程減ったそれを再度机上に置いた。)
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