レンタルカレシ 2021-03-10 11:07:54 |
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う゛ッ、………アイツ舞い上がってんなぁ、はは。(普段なら先にさっさと入ってドアも持たないし自分で持って開けろよスタンスだっただろう。わざと嫌われるような行動や相手を拒絶して相手の考えを無理やり捨てるのではなく、カラ松自身から諦めが付くようにしてやらなければ兄弟に「戻る」ことが出来ない。離すつもりも離れるつもりもないのだ。時間が来るまでは相手の望むレンタル彼氏でいる腹積もりが出来ているつもりだが礼を言う相手に「いーって、気にすんな」なんて言いながら席を取ってレジへ向かった相手をじっと観察するように見つめる。偽りでも恋人として出かけること、ドアを開けてやることだけでこんなにも喜んで、舞い上がってる弟を見るともやもやと複雑な気持ちがせり上がってくるが完全に舞い上がっている相手の注文スタイルにとうとう肋が1本持っていかれた。吹き出しそうになるのを必死に堪えながらこっそり席の下で横腹を片手で抑える。相手の距離まで届かないほどの小さな声でそうつぶやくと、(そうやって、その桜ナントカってやつどうせコンビニのカフェオレよか高いのに俺の分まで払っちゃうんだろ?ほんと、はあ。ばっかだなぁ…)なんて相手を眺めながら待ち)
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