匿名さん 2021-03-08 12:54:03 |
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( 第一印象は、なんだか頼りなさそうな人。恐らく自分よりも年下だろうという年齢のこともあるけれど、まるで一生懸命であることが最大の美徳であり、世界の全てが善意で包まれていると信じて疑わないような、そんな幼さを直感的に感じ取っていた。だから、そんな彼女が篠崎くんに怯むことなく切り返したことに、僅かばかり驚く。いや、これは単に気付いていないだけなのか。篠崎くんの方をちらりと見れば、彼は苦笑とも愉快そうともつかない笑みをこぼし、「そう?じゃあ期待してる」と他所行きの顔で答えている。どうやら後者と判断したらしい。僕はと言えば、まだ判断材料が少なすぎるため、結論は保留したいところ。誰にどんな裏の顔があるかなど、そう簡単に分かるものではない。彼女に屈託のない明るい笑顔を向けられると、駒田さんは「……ああ。……そっちも、何か困りごとがあったら言ってくれ」とやや視線を外して答える。自分から親切にしておきながら、感謝されたり同じものを返されることに慣れていないのだ。どうにも不器用な人だと、思わず笑みが溢れる。 )
とはいえ、駒田さんはあまりここには居られないので、その時は僕のことを頼ってくださいね。2号室の葵です。僕に出来ることなら、何でもお手伝いしますので。
( / 気付くのが遅れてしまって、大変申し訳ございません……! もしまだお相手していただけるようでしたら、お返事をいただけますと幸いです。また、独白部は悪口じゃないです。後々茜ちゃんの素直で一生懸命なところに惹かれていくと思いますので、あの、悪口じゃないです。 )
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