匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
通報 |
辻倉灯里:
いえ、それはこちらこそ。じゃあ宜しくね。
(相手の話を相槌を打ちながら聞き、最後にそう告げた後に一度画面を見て通話が切れたことを確認するとスマホをポケットに仕舞う。バーを見上げる妹の眼差しは力強く、その横顔を少し遠目から見ながら「準備はいい?」と近付いていく。――その後、店内に貼った御札から発火し、青い炎がバー全体を覆い浄化していくが結界の効果により人々には見えないだろう。そしてその炎は不思議と熱さはなく、静かで暖かなものだった。店内の怪異は善性の怪異に改心するか、弱体化、消滅するかは怪異によるが、このバーは元々事故物件で神出鬼没の怪異化したもの。翌日には綺麗に消えていることだろう)
秋月楓:
(彼から説明を聞いている間、20代半ば程の、茶髪のショートヘアの女性を思い出してピンと頭にアンテナが立ったような反応をして。見開いた明るい茶色の瞳で彼を見て「うん、分かるよ。辻倉さんだよね。そっかあ…、祓い師だったんだ。普通にバーのお客さんだと思って話しちゃってたな」と苦笑交じりに淡く微笑する。バーが人間を商品としてお客に提供し、怪異相手に商売をする店だとは思いもよらなかった。夜空を仰いでほう、と吐息を零す。相手と繋いだ手をもう少しだけきゅっと強く握り締めようとすれば、そのまま帰路を歩く傍ら「でももうちゃんと事件は終わるんだもんね。……あとね、申し訳ないんだけど時間ある時に辻倉さんの連絡先教えて貰ってもいいかな…? 個人的にもお礼を言いたくて」と相手の方を見て尋ね)
トピック検索 |