匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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ええ、昔は今より様々な商品がありましたからね。では様子を見て参りますので少々お待ち下さい。
(相手はやはり怪異が跋扈し、陰陽師が存在した当時を知る者であり、永きを生きる怪異であると認識し。その分、多くの血液の味を知っているらしいと思えば、静かに微笑を湛えて会釈をしてからカウンターを出て。踵を返してそのまま一旦お店の奥へと歩く傍ら、ちらと背後から視線があった気がして振り向くも気のせいかと首を傾け)
辻倉灯里:
(……彼は何者だろうか。マスターと男性のやり取りを全て耳にすることは難しかったが、何やらカクテルの味や新商品についての話題を小耳に挟んでおり、奥へと消えて行ったマスターの背中を一度だけ見て。脳内で様々な推測を巡らせグラスをカウンターテーブルに置くと、相手の方へ顔を向け「お兄さん、お兄さん」とにこりと愛想の良い笑顔を浮かべ。「今お一人ですか? 暇潰しに少しあたしとお話しません?」酔いが回った様子も無く、竹を割ったようなハキハキとした声音で相手に声を掛けてみて)
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