匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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良かったあ、……ふふ、何だか誘うだけなのに緊張しちゃった。
(恋愛慣れしてないのがバレバレで恥ずかしいな、と照れ笑いを浮かべてミルクティーに口をつける。茶葉の香りとまろやかな甘さを楽しんでそっとマグカップを置くと、ふと頭を撫でられる感触に一瞬目を丸めて相手の姿を瞳に映した。温かい手、体温は低いのに不思議と自分を落ち着かせてくれる。思わず心地良さそうに目を細め、頬に淡く朱が差すのを照れ隠しにテーブル上に視線を落とし「あ…、えっと、日程決めちゃおっか」ポケットからスマホを取り出して、スケジュール帳アプリを立ち上げる。クルッとスマホを反転させて相手に画面が見えるように向けると、そのアプリは大まかな月の位相が分かるようになっていて。それは相手のエネルギー源の一つが月光であるため、自分も知っておいても良いかなと思ったためで「んー、満月の日とかどうかな? 空いてる……?」もしだめなら、と幾つか候補を上げて相手を窺い見て)
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