匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(悪戯が成功した相手に「もう」と戯れのように少し唇を尖らせながらも、その背を見送る瞳には相手に対する愛しさが滲んで。悪戯の余韻が残る空気はお日様のように温かくて和やかな笑みが口元に浮かび。――それから程なくして「紅葉さん、お待たせ!」とキッチンから出て来れば、テーブルには白い湯気の立ち昇ったミルクティーのマグカップと小さな箱が並ぶことだろう。テレビから流れるニュースの音声を聞きつつ椅子に座りその箱を開封すると、箱の中には動物や花など様々な形のクッキーが詰められており。それは特に何か怪しげな物でもなく普通のクッキーで「このお菓子をくれたお客さん、最近うちのお店に来るようになってね。色んな飲食店で食べ歩いてるみたいで、もし良かったらってくれたの」と話題の一つとして上げて)
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