匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(居候生活が始まって数日、その間は住まいの違和感に触れることなく努めて普段通り明るく振る舞ったつもりで。日毎に少しずつこの生活にも慣れてくる一方、甘え過ぎてはいけないと気を引き締めて条件に合う物件を探し始め、不動産屋さんから帰る道の途中。そういえばメモ帳が後数ページで使い切ってしまうことを思い出して、コンビニに寄ろうと自動扉のセンサーに引っ掛からない出入り口付近でふと足が止まり。何となく顔を横に向けていた先、店内にいたのは今日夜勤の彼と、勤め先であるカフェの常連客。彼が常連客に少し顔を寄せて何か唱えているその雰囲気は、どこか魔力染みた吸引力を感じたり、既視感を覚えたりしたのはなぜだろうか。一見、例えば興味のある話題になって身を乗り出して話をしている、と見えてもおかしくはないのに。店内へ出てきた常連客とすれ違い様に挨拶を交わそうと、愛想良く笑みを浮かべるも常連客は此方には気づかなかったらしい。「ああ、良かった。これで安心だ」と普段の疲労に滲んだ顔が嘘のように安堵感に満ちており、不思議そうにその後ろ姿を見送って。そして自動扉の前に立って少しの間窓越しに大きめの黒縁の眼鏡を掛けた自分の姿を映すと " あ、眼鏡を掛けてたから気付かなかったのかな " と辻褄が合わせにそう思って。コンビニに入店して、来店を知らせる機械音が鳴るとひらひらと彼に向けて軽く手を振り。買い物カゴにメモ帳とボールペン、ついでにチョコレートも買おうとお菓子が陳列された棚に顔を近づけて。頬に手を当ててうんうん悩みながら「上月さん、上月さん」とそこからレジが近かったために、顔を横に向けて彼に首を傾げ)
チョコレートを買おうと思うんですけど悩んでて。参考までに、上月さんは何がお好きですか?
( / 暗示への移行問題ありません。丁寧な絡み文ありがとうございます!ちなみに不動産屋さんに行って本人はしっかり探してるつもりですが、暗示は一応まだ続いていて潜在意識的にはまだいたいと思っている、という体でいようかと考えています。弱めの暗示なので紅葉さんに対する違和感から自力で目覚める、紅葉さんが怪我を負ったときに目覚める、様子を見つつもうしばらくは居候生活を続ける、で考えています。
そしてすみません!明日は所用で帰宅が夜遅くになるかもしれないため、のんびりとお待ちいただけると幸いです…!いつも楽しくお相手させて下さりありがとうございます…!)
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