匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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はい、上月さんも気をつけて……。
(先程感じた彼に対する力は何だったのか。異常なのは自分なのか彼なのか、それとも2人ともそうなのか。そう思っているにも関わらず、率先して前を歩く相手に対する頼もしさと、もし何かあったらと考える自分がおり、心配そうに言葉を掛けていて。ひとまず今はベランダにいた者に集中することにし、言われた通りついていけばカーテンが開かれたその先、窓の向こうに天狗らしき男の姿はない。室内の照明がベランダを照らしベランダの床には自分たちの影が落ちるのみ、いつもと変わらない静かな夜の景色が広がっているだろう。彼の後ろから顔を覗かせるように控えめに身体を横に傾け、ベランダの方を見ながら「……どうですか? 何かいました?」と緊張しながら彼に顔を向けて尋ね)
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