匿名さん 2021-02-24 23:00:36 |
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(柔らかな声色に顔を上げれば、艶やかな黒髪と黒い瞳が目に映り " 綺麗な人だわ…… " と内心で呟きぼんやりと彼を見つめ。コンビニ店員にしとくのはもったいないと、店長なら得意の話術で自分のカフェの店員にするべく口説いちゃいそう、などと考え、口元に手を当て小さく笑みを零して。労りの言葉は疲れた身体には心地良く染み、同時に彼は観察力のある人だなと思いながら癒やされたようにほんのりと目元を緩めれば「実はオムライスと悩んでいたの」と口を開き「でもとってもお腹空いてたから今日はこっちに軍配が上がったわ」仕事帰りのほのぼのとしたやり取りに身体の力が抜けていく気がして、自然と柔らかく微笑を返して。唐揚げ弁当と栄養ドリンクという、いかにも残業帰りで自炊を手抜きしていることがバレバレな商品に気恥ずかしさも覚えつつ、それを打ち消すように「この仕事長いんですか?」と彼の手つきにはレジ打ちの素人っぽさが無くて、世間話のような口調で小首を傾げて話題を振り)
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