めるてぃ。 2021-02-16 00:06:13 |
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【自宅】
(微睡みの中、不意に覚醒に至って閉じていた瞼を押し上げる。状態を起こしてカーテンの隙間から僅かに漏れ出る陽の光を確認すると、ついっと部屋に置かれたナイトテーブルにある時計で今の時刻が起床時間だということに気づいた。その直後に部屋の扉をノックする音が耳に入り、そちらへと視線を移すのと同時にハキハキした高めの声が扉越しから聞こえてくる。「勇翔様、起きてらっしゃいますか?」と問いかけてきたのは住み込みの使用人である50代の家政婦だ。「起きてます」と返事をするや否や、家政婦はガチャっと遠慮なく扉を開いて部屋へと入ってくる。これから彼女の手によって身支度を整えられていくのは日常茶飯事。むしろ彼女の仕事の一部となっている。素早く身支度を整えて、自室から用意されている朝食を食べるためにダイニングへと移動。いつもと同じサイクルを繰り返しながら、今日もこのまま両親と顔を合わせないままに一日がスタートするのだと、なんとなく思って食事を済ませて玄関に移動し、差し出された通学用の鞄を受け取って見送る家政婦に行ってきますと挨拶をした。外に出れば家の前に一台のセダンが停まっているのも当たり前で、車の外で立っている運転手がこちらに気づくと後部座席のドアを開ける。おはようございます勇翔様。そんな挨拶が投げかけられてこっちも小さく挨拶をする。車に乗り込んで、学校までのそんなに遠くない道のりを車内から流れる街並みを眺めながら移動すること早10年は経過した。最初はざわつかれたが、今では車での送迎が当たり前であると認識されてしまっていたりする。)
【校門】
(堂々と校門前に車をつけて、運転席から出た運転手が後部座席のドアを開ける。車から出ると新1年生らしき生徒何人かがギョッとした顔をしていたが、変に話しかけられる前にさっさと教室に行こうと、運転手に礼を述べてから足早に校舎へ入ろうとし、その道中に生徒指導の教員や風紀委員の生徒がちらほらいるのに気づいて思わず小さく呟くように独り言を口にし)
今日、なにかありましたっけ……。
(/主様pf確認ありがとうございます。これからよろしくお願いします。
皆様、⑥の鴉取 勇翔の背後です。皆様のような素敵なロルを目指して精進しますので、これからよろしくお願いします。
絡み文を投下してみました。良ければ絡んで頂けたら嬉しいです。また難しいようであれば、出してもらえたら絡みに参ります。)
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