こはる@輝咲 2021-02-15 01:12:03 |
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>縁
ああ、まあ、たいした事じゃないかもしれないが。
(縁が見付けてくれた手袋を嵌めながら覗き込むような面差しを見ると何処と無く穏やかな表情を浮かべ、大したものじゃないかもしれないがと前置きながら。軈て船の後方まで差し掛かると背中から通り抜けていく風に袖や裾先が軽く靡き。何かを探して青空の景色に視線を軽く滑らせ、それらが現れる沙汰を待つように腕を組んで佇んだままハチと待つ間、ふと疑問が浮かんだのか縁に少し顔を向けて『…そういや、縁。この後というか…帰りは何処に戻る予定なんだ?』と、自分達と別れた後は元の世界に戻るのかどうか今後の相手の動向を窺って)
>張
何だ…変な奴だな。
(呼ばれて顔を向けるものの、慌てて言葉を取り消すような張へと変な奴だなと小さな笑みを交え。相手が尋ねたかった話の内容は何と無く察せながらも、敢えてその話には触れようとせずに)
ああ、張。鍛練のついでなんだが。…この際お前を十本刀に入れて良いのかどうか一度判断するか…。お前は本当にギリギリだからな。
(本来自身の手足となるべき肝心な時に主の後ろに隠れたりと、今の相手はかろうじて十本刀らしい事を冗談か本気かぼそりと呟き。張へと打診している様子を見せながら除名をほんのりと仄めかして)
>由美
……、
(隣に追い付く気配と親しみを込めた口語で話し掛ける由美へと僅かに顔を向けて、相槌を挟まないまま相手の言葉を静かに聞き。此方の返答があるまでじっと見上げてくる眼差しを黙って見ていると袖を引っ張られて僅かに肩が傾きながら溜め息混じりに笑い)
何言ってんだ…、居場所はお前が作ったんだ。
…俺が駄目だと言っても言う事を聞かないだろう。方治と一緒だ。…生殺与奪の件はお前の好きにしな、約束を生かすのかどうかは俺が決める。
(一度決めたら梃子でも動かない相手の信念や主張を変えない性格は重々理解しているつもりで。譲れないものに関しては主であろうとも頑なである姿勢が"側近の彼と目の前の相手は相似している"と形容し、彼等の言い分には少し諦めるように。飽く迄も約束を貫くらしい様子に目を閉ざして肩を竦めては彼女本人が厭きるまでは好きにすればいいと告げながら、最終の判断は此方が決めると述べて)
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