三丁目のミケネコさん 2021-02-10 21:15:16 |
通報 |
(バイト先に着き、淡々と接客しているが、内心相手の事ばかりで埋め尽くされていて)
はぁ、、
(突然、シフトが無かったはずのバイトの先輩の女性らしき人が入店して来て)
らっしゃいませー、、ってあれ?華さん今日シフトっしたっけ?
(華さんと言う女性は彼にふんわりと微笑み、「そうなの、逢いに来ちゃった!」と言った。矢代は彼女のその雰囲気に少しだけ照れて)
華さんあざっす!んー良かったらなんか買ってくっすか?
(と矢代は照れくさそうに言い、「あらー、相変わらず商売精神は一人前ねぇー」彼女はふふっと微笑み、缶ビールを彼に手渡し、「そうねぇ、今度一緒に何処か一緒に遊びに行かない?カラオケとか、二人きりで」と妖艶な笑を浮かべ、矢代は恥ずかしさで目を逸らして)
あー、そッスね、、、
(ととりあえず生返事を返した途端にお兄さんの事が頭に過ってしまい)
う、うーん大人数の方が楽しいッスよ!それにその方が安全ッスし、誘ってくれて凄く嬉しいッス!
(と渡された缶ビールのお会計を済ませながらそう言い、女性は少しだけ不満そうな表情を浮かべさせたが、矢代は気づかない。「気が向いたらでいいのよー、可愛い子にはビールを奢ってあげよう!」と、すぐに優しい笑顔に戻り、もう一本ビールをすぐそこにある冷蔵庫から取り出し、彼に渡して頭を撫でた)
あ、あざっす、、あの俺一応、、男、、
(少し頬を染めて彼女の手をそっと頭から退けさせた。「いいのいいの!ゆうちゃんだから可愛いのよ!」と彼女はケラケラと笑い、「あ、そろそろ行くね!んじゃまたデートに誘うわ!」と言い、彼の答えを待たずにコンビニから去っていった)
え、、デート、、?
(その言葉聞いた途端ぶわっと真っ赤になり、ブンブンと頭を振って少し自分を落ち着かせ、貰ったビールを手に取り、困った表情を浮かべそっと呟いた)
、、ビール、、あまり好きじゃないんだけどなぁ
(そうこうしている内に仕事が終わり、帰路に着く)
んー、缶ビールどうしよう、お兄さんビールって飲めるかなぁ、、でも貰い物だしなぁ、、
(とは言ったものの、お兄さんに会いたいと言う心で気づいたらお兄さんの玄関の前に立ち)
やべ、、来ちまった、、鈴鳴らして無いから今はまだ間に合うぞ、、引き返すか、、
トピック検索 |