一見さん 2021-02-07 07:28:49 |
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そうね。最近貴方の好みそうな事件は…
(少し疲れたような口調で何かしら言おうとした瞬間、事務所の扉の隙間からするりと和装の壮年が穏やかな笑みを湛えて事務所の中へと入ってきて)
やあ、クリスティさん。少し散歩をしていたら遅くなってしまってね。
(城主である阿笠に随分と軽い調子で挨拶をした後、ははは、と明るい笑い声を上げながら懐から扇子を取り出して口許を覆った和装の彼はちらりと家頭に目線を向け、「おや…クリスティさん以外で来ているのはまだ樵麓くんだけかい?なら私が二番手だね。」とまた楽しそうに笑いながらよいしょ、と声を上げて阿笠の隣に置いてある籐椅子に座ると「ははは、もう私も年かな。最近は座るときに掛け声を出さないと腰が痛くてね。樵麓くんやクリスティさんはまだ若いから、こんな老いぼれにならないように気を付けなさい。」自虐的な言葉を口にしながらも穏和な笑みは崩さず)
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