お嬢様辞めました【NL】

ふう…さっぱりした。やっぱ湯船に浸かると違うな…
(湯船で十分に温まってお風呂から上がれば思えば最近はお湯を沸かす時間も惜しくもっぱらシャワー浴ばかりだったのだが、今日は相手のおかげで久しぶりにゆっくり湯船に浸かれたことで久しく忘れかけていた感覚を思い出せたことに喜びを感じつつしみじみと呟き。それから着替え等を済ませてリビングへとやってくればテーブルの上に用意された肉じゃがが視界に入り「お、美味そうな肉じゃがだな。異性に作って欲しい料理の定番といえばこれだよな」見た目からして美味しそうなそれを見つつ、特に男子は異性のこういう家庭的な料理に惹かれるよなあとそんな感想を述べ、それは自身も例外ではないと示すように腕を組んで深く頷き)

>直輝さん

ふふっ、喜んでもらえたなら何よりです。(そういうと冷めないうちにどうぞ召し上がって下さい、と直輝を促し、ご飯と味噌汁もテーブルに置いて)

いただきます。どれどれ…うん、美味い
(勧められるまま箸を手にとり料理を口へと運べばその完成度の高さに素直に感心して、自分の食生活の中心である出来合いやインスタントは言わずもがな、これまで自分が食べてきた料理の中でも上位に位置するのではないかと思える程の味に思わず唸って「綺音も食べてみろよ…って言っても作ったのは俺じゃないけどさ」相手にも一緒に食事をしようと勧めてみて)

>直輝さん

はい。...うん、美味しいですね。(直輝に勧められるまま自分も席に着き、一口食べると我ながら出来に満足したようで)

いやー、こんな美味い料理なら毎日だって食べられるな
(彼女が自分で絶賛するのも決して自惚れや思い上がりなどではなく、事実として絶品という他ない出来の肉じゃがを夢中で食べ進めながら、自身と彼女の現在の関係やら事情やら深く考えずにまるで日常会話のようなノリでつい無意識にそんな本音を零してしまって)

>直輝さん

ふふ、まるでプロポーズのような言葉ですね。(彼の言葉に一瞬目を丸くするもすぐに笑顔になり、直輝さんになら毎日作っても良いかもしれないな、と思いつつ)

なっ…げほっ、ごほっ！？…あのな、大人をあんまりからかうもんじゃないぞ、全く…
(意識の外からの不意打ちのような指摘に思い切りムセてしまい、しばらくして呼吸を整えてから相手の方へ視線を向けると仮に相手と自分がそういう関係だったとしたらなんて考えが頭をよぎりそうになったが一体自分は何を考えているんだとそんな考えを頭から追い出し、変に意識しすぎないようにと意識的にそう考えつつそんな恨み言を口にして)

>直輝さん

あら、からかっているつもりは無いんですよ？(自分の言葉にむせた相手に水を持ってきて、心配そうに相手を見ながら落ち着けばそう言って)

…かったる…。ところで、明日のことだけど…買い物行くんだよな？時間とかはどうする？
(水を飲んで一息つくと、真意の読み取れない相手の発言に思考を放棄すればただ一言、考えるだけあまりにもかったるいこと極まりないとそんな思いを口にして小さくため息をつき。話題の転換を図るべく今朝の時点で少しだけ話した明日の予定について、改めてここで確認をするように問いかけて)

>直輝さん

あ、そうですね。出来るだけ早く色々揃えたいですし...午前10時には出たいですね。(相手の問いに箸を持ったまま少し考えるように空を見つめて答えて。買い物に行けるのが嬉しいのか楽しそうに笑い)

10時ね…りょーかい。ご馳走様
(相手の希望する時間を聞けば休日は普段昼過ぎぐらいまで寝てしまう自分には中々早い時間の指定だったが、こちらからどうするか聞いた手前早すぎるとも言えず、とりあえず明日は寝坊だけはしないように今日は早めに寝ようかなんて考えながら料理の最後の一口を口へと運び。家事を全部任せきりというのも悪いと思い、せめて食器洗いぐらいはしようと食器を重ねて手に持って立ち上がりキッチンへと向かって)

>直輝さん

あ、直輝さんお疲れでしょうし洗い物くらい私が...(相手の意図に気付けば慌てて立ち上がり自分がすると申し出てキッチンへ向かい)

あー…いいから、これぐらいやらせてくれ。全部任せっきりじゃ流石に悪い
(いつもなら食器洗いなんてかったるいこと極まりない作業など極力したくなくていいようにいかに食器を使わずに過ごすかを考えているのだからここも相手の厚意に甘えれば良いものを柄にもないことを言っているなと自分でも思いながらも、いい格好してやろうなんて気持ちが少なからずあるのか相手を制して)

>直輝さん

でも、水仕事は手が荒れちゃいますから...(制されながらも直輝さんに痛い思いをさせるわけには、と食い下がり、置いてもらっている以上自分がやるのは当然では、と思いつつ)

…わかったよ、じゃあ任せていいか？
(やはり見かけによらず強情だなと食い下がる相手に肩を竦めれば負けたよ、と素直に引き下がり相手に食器洗いを任せることにすれば食器をキッチンへと運ぶだけ運んで「それじゃあ、俺は少し早いけど休ませてもらうわ。綺音もほどほどにして休めよ」やることもなくなりどうしたものかと少し考えてから、特に何かをする気にもなれず明日に備えて寝ようかと思い立ち、相手にも早めに休むよう促してはベッドがわりのソファーへと深く腰を下ろして)

>直輝さん

...直輝さん本当にソファで大丈夫ですか？(折れてくれた相手がソファに腰を下ろしたのを洗い物をしつつ横目で捉えて)

ああ、まあ…少し寝づらいけどな
(下手なことを言って決着のついたはずのこの件について話を蒸し返されても面倒だと思えば、この程度ならなんてことないと言わんばかりの調子で平然と答えては目を閉じて。すると日頃の連勤による疲れからか、満腹感も手伝ってすぐに眠気がやってくればゴロンと横になって)

>直輝さん

そうですか...(言わないほうがよかったかな、なんて思いながらも洗い物を済ませ、自身も休息のため寝室へと向かい)

……
(なんだかんだ多少寝づらさを感じても寝始めてしまえばどこであろうと熟睡することが出来てしまって、今日は仕事の為の早朝からのアラームによる妨害もない為、久しぶりの惰眠を貪っていて。しかし、指定されていた10時に家を出ることを見越して起きる為にアラームをかけることも忘れるという絶大なミスを犯してしまっていて)

>直輝さん

直輝さーん...？(朝7時に起きればまだ眠っている彼がいて。買い物に行かないといけないししのびないけど起こすしかないか、と思い声をかけながら軽く揺すり)