妻鹿山 琥珀 2021-01-14 21:23:07 |
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あは、機能って。
(酒の席だからか生々しい方の意味で捉えてしまえば短く控えめな笑い声が漏れて。酒に水分を吸われて喉の渇きを覚えるが、既にアルコールは求めていない身体が彼と同じように水の入ったグラスへと手を伸ばさせ、一口飲んで「 作ればいーじゃん、彼女。仕事が忙しくても文句言わないよーな、出来るだけ寂しがり屋じゃない子とか探してさ 」簡単な事のように口にするのは、今しがた質問を投げられたように女性関係で苦労をしたことがないからで。今夜はやけに喉が渇く、もう一口水を口に含んで嚥下しながらグラスを置き「 いや彼女は一人じゃなきゃダメっしょ。…んー、いま吟味中 」同じように柔らかく口角を緩めながらふんわりした口調でツッコミを。そして俯きながら後頭部を掻いてモゴモゴと答え「 ほんとはもっと色んな相性確かめてから決めたいんだけどさ、付き合う前にそーゆうコトしちゃうと人間関係拗れちゃうじゃん? 」贅沢な悩みを口にしている自覚があるからこそ、やや自嘲気味な笑みを浮かべて顔を上げ「 交際前にカンケイ持つのは良くないとしても、せめてちゅーぐらいはさ。減るもんじゃなくね?せんせはどー思う? 」酒の火照りで生理的な赤みを帯びた目元でじっと見つめ)
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