名波 紬 2021-01-11 02:06:35 |
通報 |
……うん、そだね。
( ストールを外そうとするが彼の手により制止と忠告を受ければ、抵抗する事もなく素直に頷く。優しさに付け入ってしまう私は悪い奴だ。口元をストールに埋めながら隣を歩いて、冬の所為か家に着く頃には日が沈んでまた一段と冷え込み「 送ってくれてありがと、ヨウ。……あ、これも。 」キンと冷えた鉄製の門扉を開けようとして手を止めると、借りていたストールを外して持ち主の首元へと巻き直して帰してやって。 )
トピック検索 |