龍人族の青年 2021-01-04 08:55:51 |
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(/かしこまりました!では一度背後は引っ込みますので、改めて宜しくお願い致します!そういえば、お金に関してはどのように致しましょうか?流石に日本円は異世界では使えないでしょうし……)
全く、なんなんだここは…(至って普通に学校に通い、至って普通に友人と遊ぶ…そんな日常は脆く崩れ去ってしまったのは、たまたま友人との待ち合わせに時間があったから近くのカフェで暇を潰そうとドアを開け入店……したかと思ったが思わぬ突風に目を瞑り、顔を腕で防いで。そして腕を退け、目を開けるとそこは鬱蒼としただだっ広い草原のど真ん中、そこに自分は立っていて。何事かと背後を振り返るも、そこに当然ドアなんてものはなく青い空と新緑の草原が広がっていて。辺りを見渡せど近くに森があるくらいで他には何もなく途方に暮れていて。しかし、ここでジッとしていても何も始まらないし、野性動物に襲われでもしたらたまったもんではないからこそ少しでも歩くしかなくて、歩みを進め。しかし運が良いのか悪いのか、動物とも人間とも会う気配の無いままでブツブツと文句を呟いていればやや森の奥まった所に何やら家屋のような影を見つけそちらへと歩みを進めて。それは平屋建てながらとても綺麗で新築のような外見であり、何でこんなところに新築が、なんて不思議に思いながらその家屋を見詰めていたが、知らぬ間に足はその家屋の方へと歩いていって。そしてその家屋から数メートル離れた位置で玄関と思われるドアを視認すれば、その場にカバンを落とし、そのまま手をドアノブの方へと伸ばしながらまた一歩歩みを進めようとし)
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