真夜中のピエロさん 2020-12-28 18:46:19 |
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「....あっそ。少し話をするだけって思ったけど、二人に嫌って言われたらこれ以上しつこく言わないけどさ。まぁ安心したよ、マイナス君。君が感情を持ってて。感情が読めれない不気味な顔と声してたからさ。」
(彼の表情や喋り方に何も反応せず、素直に引く。これ以上ただこねても無理だと分かっていたから。頭を掻きながら答えていくと次にマイナスの反応に心底安心する、それによって『ミス・レディメイド』が余程大切な物だと言う事も分かった。
そこまではいつもの様に子供の様な楽しそうな笑みを浮かべていたままだったが)
「....ただ、一つ勘違いしてるから訂正させて貰うと。セブンスは分からないけど僕は別にこの世界をカオスになって欲しいって思ってないから...いい加減な決め付けはやめてほしいかな?」
(その笑みが浮かぶ表情からドロッと。透き通った水に真っ黒な石油を流したかの様に、赤いスカーフから右半分を黒く染める。つまりは苛ついているのだろう、もしくは彼なりの威嚇、注意行動かも知れない。
マイナスからの言葉もあるが、もう一つ。マイナスがミス・レディメイドを守る様に庇う様に腕を伸ばした。その二人を見て、感情が揺らぐ。
昔を思い出す。“あの時”から数年経っていると言うのに、視界に映る程まだ鮮明に頭にこびり付いている。
互いの間に冷たい空気が漂うその中で、唐突に第三者の声が。そちらへを見ようと頭を上げると先程呟きを発したタンクトップの男性だった。どうやらいつのまにか一周して戻ってたのだろうか、いやそれよりも「マナンの娘」って発言が引っかかる。知り合い?『マナン』の...娘。つまり...彼が『ロジカ』?)
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