魔王 2020-12-14 20:36:36 |
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>137 魔王さマ
──あーあ、逃げラれちゃっタ。…ここはお城のドこだろウ? (魔王の居城といえば納得はすれどその実あまりにも広く、そんな中でどれほどの時間をネズミ探しに費やしていたのか。似たような造りの場所が多い城内にて見事に迷子になり、ある意味ここまで連れてきてくれた魔ネズミにも姿を眩まされ、そのまま1人で歩き続けてはいるが能天気さゆえか特に困っている様子は無く。その時、ひたすら長い廊下の奥から羽音が聞こえたかと思うと嘴に何かを挟んだカラスが自分の方へ向かってきていることに気付き)
……伝書ガラス?え、ボクにお手紙?…わあ、魔王さマからダ!……えへへ、つイにボクも人間の国へ行ケるんだ、温泉温泉!…ん?何で魔王さマはボクに「すまない」なんテ…?うーン……まあいいヤ!ねえカラスくん、帰り道を教えテ。 (主から自分へと宛てられた手紙の内容に喜びながら冒頭の部分に首を捻るもすでに書きかけの投書の事などすっぽ抜けた後の頭では考えることを放棄し。そのまま伝書ガラスに道案内を頼んだものの飛ぶ速さに着いていけず、仕方なく自分の思うがまま歩き始め)
──わぁ、もう見えなイ。急に走ったかラ外れた足を拾っテたら見失っちゃっタ。…魔王さマの言ってくレた時間までに着けばいっカ!よーしこっチ!
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