脅威 2020-12-06 18:14:54 |
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おい、ふざけんなよ。誰がネオスターや、更に不審者感増して通報されるわ
ネタとしてはそのまんまでええけど…って素直に伝えるか!教えたらへんわ
(行かないでくれた。それは嬉しいことだった。だが、それによって何だこいつしつこい奴だと思われる事への畏怖。何もかもが全てが恐怖へと塗替えされる。今優しく撫でられている手が突然殴りとなったら、笑顔の裏で文句を言われたら、綺麗だと思っていた瞳が冷気を帯びていたら、数え切れないくらいの不安の沼が自分を飲み込む。相手の言葉がどんな武器よりもホラーよりも絶望よりも恐怖だった。相手から了承を含む告白が来た。嬉しかった。しかし、あるものが蘇った。昔は恋愛なんて単純なモノだと思っていた。お互いが恋人だと言えばそうであり付き合っていると認めるのなら付き合っている。その認識がお互いにあればそうなんだろうなとしか思えていなかった。高校、大学…今に至るまでその価値観を持ち続けていた。自分は軽い男だ、そんなのよく言われたものだ。そんなつもりなんて一切無かった。自分は相手を恋人と"認識"し自分もそれなりに頑張った。相手の要望に答えれるよう自分で事前に調べ技術を上げ相手から好かれてもらえるよう髪型、服装、リードの仕方、人気スポット等必死に勉強し他人から学んで努力を積んだ。努力は幾ら器用に積んだとしてもそれでも尚成功し実を結んだ事などどの一つにもなかった。自分がどれだけ見えぬ努力を培っても結果が全てだ。愛されている気がしない、愛情を疑う。それを言われ振られる度に自分に足りない何かを永遠と探し続けた。愛情を確かめれる行為と言えば営むことだった。相手が所望するものを作り与え身を粉にして動いてもそれもまたただの塵となった。今思えば相手から何かを貰ったと言えば誕生日くらいだろうか。相手が振れば自分は認識を外し普通に接する。そして、新たに告られればまた認識をする。相手が求むものを与えたのに何故自分は愛せていないのか。いや、愛してはいたんだ。なのに愛され方を知らなかった。この問題はとうの過去に捨てた。なのに今再び現れ自分を蝕む。もし、もしもだ。相手を愛していたつもりが相手にとって愛されていなかったとしたら…考えるだけでも血の気が引く。思い出してはならなかったトラウマを今開けてしまった。正常なんてもんはない。ただあるのは海底よりも深い深淵に沈む畏怖の念だった。その感情は言葉にあふれる。「俺頑張るから、色んなもんやるから…嫌わないで、捨てないでや」一体自分の声はどれ程震え小さくか弱いのだろう、一度湧き出る涙は止まれない。それを拭う気力すらない、ただ嗚咽を零すのみ。お願いだから、この悲しみが苦しみが相手に伝わらないように(知ることがないように)。
舌っ足らずに話す相手はまるで生まれて数カ月たった赤子のように可愛らしい。噛み付かれても痛みは感じることなく、見守るようにじーっと見つめていくだけ。相手が噛みやすいよう自分も指をちょくちょく動かし抜く気なんてないと遠回しに伝えていく。)
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