脅威 2020-12-06 18:14:54 |
通報 |
ほんまお前綺麗やわ…泣くなって
こいつ、人の命を粗末に扱うなんて…!酷いやつや!
(普通の女であればこの程度をやったぐらいで好意を持ち気色が悪くなる程甘ったるい猫なで声を出し此方の機嫌を取ろうと必死になる。目の前の相手はそんな穢れた事はしなかった。寧ろ怖がり泣いてしまっている。ここまで恋に対して初心な人は初めてだ。なんの経験も無いが故の綺麗さなのだろうか。体を一旦離し一応相手が倒れないようにと腰に腕を回し支え相手の流れ落ちいく透明な雫を自分の指で拭いとる。罪悪感は勿論ある。それ以上に相手に見惚れてしまっていた。こんな怯える小動物を追い詰め襲う趣味は今のところ無い為慰めるのに専念する。
自分が妄想に浸っていたせいで相手の質問に正しく答えれていないと気付けば内心、恥ずかしさで埋まる。自分の服を全て貸すのも良いが自分が見たいのは自分のパーカーがワンピースみたいになっている可愛らしい相手の姿だった。もし要求すれば顔を赤くし嫌がるのが目に見える。仕方ない、今回は諦めよう。相手が今日自分のところで過ごす…つまり一日一緒にいる、夢みたいだ。そう嬉しい気持ちになるがあることに気付く。自分の部屋危ないのでは?整理整頓ではなく置かれているものに不安を感じ後で鍵をかけようと考える。「…パジャマ俺のになるけど、お前ちっちゃいからダボダボにならへんか?」とからかうように自分の部屋のタンスの中身を記憶からあさり小さいものを探す。)
トピック検索 |