うちのこ大好き芸人 2020-10-21 12:37:06 |
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>36。しいちゃん。
『彼氏ができなかったこと』か『幼馴染みに想いを伝えられなかったこと』を心残りにして強制ハッピーエンド回避しようかと思ったけど結局やめたやつ。私うちの子に苦難強いるの好き過ぎでは?
容姿は何かのメーカーで作ったから省略。
「 あの日、寝坊しなければ……走って学校に行かなければ……いや、そもそも学校に行かなければ!あああ、真面目に生きてきたのがこんな形で裏目に出るなんて……! 」
「 で、でも、ほら、幽霊も悪いことばっかりじゃないんだよ?トリプルアクセルとか余裕で跳べるし、何なら無限に回れるしトップフィギュアスケーターへの道も夢じゃな……いや違う、そうじゃなくて。……だから、その、……そんな顔しないで 」
七森 椎那 ( ななもり しいな ) : 女 : 享年16歳
幽霊。生前はどこにでもいる平々凡々な女の子だったが、幽霊になったため『どこにでもいる』が外れて、ただの平々凡々な女の子の霊になった。人並みの感性に、ちょっと短かったけど人並みの人生。特筆するようなことは何も無いけど、強いて言うなら少し食い意地が張ってて、頑固で、考えてる事が顔に出やすくて、そして意外と芯の強い子。冬の日に凍った地面で滑って転倒して、打ち所が悪くそのまま天国へ、という何とも格好のつかない最期を迎えている。心残りがあると死後幽霊になってこの世を彷徨うって言うけど、その心残りは多分これ。……いや、もしかしたら食べ損ねたおやつのアップルパイだったかも。それとも夕飯の餃子の方か?つまり本人もよく分かっていない。幼馴染みの彼のことは、幼馴染み以上でも以下でもない、といった感じ。それでも彼の隣が一番居心地が良いし、それなりに友達も居たけれど、やっぱり幽霊になって最初に行くのは彼のところだったり。『どんな種類の』かは置いておいて、特別な存在であることは間違いない。もしかしたら本当の心残りは、君と一緒に大人になれなかったことかもしれないね。
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