霞ヶ丘学園（ 3L,途中参加大歓迎 ）

【結城　恵智】
>瀬良先輩

いや違うんです、かなり空腹なのが悩みといえば悩みですがこれは気合いでコントロールするものですから！
(　上級生を前にしてベソをかくとは情けない。男は背中で泣くものなら今のはどうか涙として数えないでいただきたいが、親切な問いかけと撫でてくれる寛容さに本音がぽろり。叶うなら彼と肩を並べられる身長が欲しい、可愛らしいと噂の姉がいるとなれば余計に個性潰しの双子の存在が重荷になるらしく眉を窄め。非人気者は人気者を妬むものだが、人気者の苦労までは知らないのだろうと思うとなんとなく哀れに思え「独りの時間も必要ですよね。先輩が先輩らしくいられる時間がないと疲れますし」深い同情を示して頷き。並ぶ理由が友人達の代理であるためと正直に話すべきか、だが金無しアピールと受け取られてしらけさせてしまうのも失礼ではないか、脳内で猛烈な葛藤に終止符を打ち「何があるか見ないと決められなくて…優柔不断なんです。先輩は決まってますか？一緒に買いますよ」やや目を泳がせ自ら後輩らしい気配りを　)

>榊原先生

ありがとうございます。ボランティア部に所属しているんですけど、毎日充実して楽しいです！
(　素直に嬉しい言葉として受け止め、仮に此処で彼から何かを命じられても直ぐに実行してしまえるくらいのゆとりある心で断言。一時期保健委員に入るか悩んでいたのに結局生徒会を選びはしたが、この先生のもとで全校生徒の健康をサポート出来るのならばそれもまた幸せだろうと納得して口元が緩み。質問に返す言葉が見つからず助けを求めるように他所をちらちら見つつ何かを呟き「僕のはまた今度…」暈して適当に愛想笑い。極甘党の口から糖尿病の心配が出てくるとは驚きだが、本当に糖尿病を患い苦しむ姿を想像して青ざめ「駄目ですよ先生、おっ美味しい物は程々に食べてこそ美味しいんです！好きな物を食べられなくなる未来は悲しいから普通の食事を摂りましょう、お願いします！」ほぼ懇願と言われても仕方ない形相で列から離れようとする教諭の白衣の一部を掴み、後は餌を待つ鯉よろしく口をぱくぱく動かして　)

【結城　恵梨衣】
>相良様

御礼には及びませんことよ。だって事実ですもの、栄養あるものを小さなダーリンに譲るだなんてそうそう出来るものではないでしょう？
(　どう思われようが関係ない、そう言わんばかりにストレートな褒め言葉を加え。万一雀達に卵焼きを与えなかったとしても、同好会メンバーから見てレジェンドの一挙一動は神に等しいもの。此処に全員がいれば一斉に平伏し崇め奉るところを一対一という奇跡的な状況、ならば勧誘は無理でもお近付きになるには絶好のチャンス。最初にどんな質問をと考えている間、無意識に使い終ったおにぎりのラップを手でもみくちゃに弄び「ええと」だの「どうしましょうかしら」だの繰り返し。卵焼きをくれると宣う先輩の顔を驚愕の色で見つめ、欲しいのに卑しい行為にならないかが心配で、それでも卵焼きから目が離せずそのまま時間が流れ。ふと、レジェンドの卵焼きを頂戴すれば彼の天才ゲーマー能力が身に付くのではとの考えが過り、残りのウインナー刺しおにぎりを生贄に交渉開始　)
お母様の愛情をわたくしがただでいただくのは申し訳ございませんの。ですからダーリンは此方をお召し上がりになって。

>瀬良様

ダーリンの前では素直になりたい乙女心でしてよ。小鳥に囲まれる瀬良様も素敵ですわぁ。
(　自動で生み出される台詞がそのまま口から放たれ、雀達を見つめる横顔に胸キュンどころか胸ギュンくらいはいけそうな熱視線を送り。この柔軟さがありながら本気にならないリアクションが堪らない「はううううん！罪ですわ罪！」急に始まった脳内妄想世界大会では、古代ギリシャ風の衣装を纏い頭上から金色の光線を散らす神々しい先輩の姿がキューピット達に囲まれて微笑を浮かべるから声がひっくり返り。我に返ると今は昼休み中で食事が必要であるのを思い出し、慌てておにぎりのラップを開き「ダーリン、お食事はどうされまして？食べなくては空腹で倒れてしまいませんこと？」要るか要らないかのどちらかを言われるより先に母性の押し付けが先行して　)

>榊原先生

あらん、つまりわたくし達の姿が夢のようでずっと見つめていたいと仰るのね。いやーんムッツリですの先生ったら。
(　お笑い芸人のハリセンで一撃をくらいそうな発言をかまし、頬に両手当てくねくね動き。何人か恋に敗れて枕を濡らしたという噂は真実なのだろう。正確な歳は知らないけれども大人になってから数年しか経過していない若い年上男性に憧れる女子達が、こっそり淡い想いを向けたであろう張本人の瞳の色を観察。結論、やはりハンサムに間違いない。発言に驚く様子には舌先をちろりと出して仮反省、食べろと手に乗せられたチョコレートに再びの運命の歯車が動き始め「……！？もしかしてダーリンの好みを知らせるために渡してくださいましたの？"本当はお前の手作りチョコが食いたいぜ…"、そういう意味ですのね！？」ときめく心のままチョコレートを口に入れてみれば大変なる美味、見えない花を散らし味に蕩け　)