極彩の魔女 2020-09-18 15:38:35 |
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>>セレーナ姫(>>91)
……少々重過ぎたでしょうか。
(手を伸ばせば白磁のような頬へ触れる事も、あまつさえ唇を奪う事だって出来てしまう距離では彼女に背負わせてしまったプレッシャーに動揺しているのが手に取るように解って。前のめりになりすぎていたか、そう自嘲気味に眉尻を下げて幽かな笑みを口許へ凪がせ「 あなたのような素敵な女性(ひと)へお誘いを申し込むのは不慣れで__お気が向けば、その番号へコールして下さい。 」名と皇族の家紋が刻まれたその裏面に筆記体で小さく並んだ数字の羅列を指先で示し「 私への直通ですから、どうぞご遠慮なく。 」煩わしい使用人の取次を一足飛びにパス出来る、そんな軽快さを表すようにお道化てサムズアップをしてみせて。彼女の慎ましさゆえにきっと遠慮されるであろうとは思っていた、だからこそ返答に悩む事はなく華奢な手をきゅっと握って「 馬車で帰るか、王宮へ一晩泊まるか。それが私に出来る精一杯の譲歩です 」彼女の様子を見る限り足はそこまで重症ではない、一晩きちんと湿布をして寝ればかなり良化すると見込まれる。とはいえ、このまま家まで歩かせるような無茶をさせてしまえば更に悪化してしまうかもしれない。さあ好きな方を選んで、口に出さずとも双眸にて問い掛け)
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