さすらいの旅人さん 2020-09-16 17:00:59 |
通報 |
(いえいえ、大丈夫ですよ)
「おやぁ?誰か居たか…面倒くさいなぁホント。」
(間の抜けた声に子守唄を歌いながら死体を引きずっていた男はぴくりと身体を震わせると億劫そうにゆっくりと顔を上げ、数秒の間じいっと相手を見つめると…躊躇することもなく拳銃の銃口を相手の額に向けた。「すまんな、若人くん。今間違いなく見ちゃったよね?一応ルールでさ、見られたらさっさと口封じしないといけないのだよ。」男は申し訳なさそうにする訳でもなく、かといって悪びれる様子もなく笑顔のまま淡々とそう告げて。だが「ん~…でもあれだな、素人殺ると報告がな~…ちょっと面倒くさいんだよね。」銃口は相手の額から外さないが、本人は少し考え込んでいるようだった。)
トピック検索 |