さすらいの旅人さん 2020-09-16 17:00:59 |
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気に入っていただけてなによりです!
開始ロルを置いておきますが、絡みづらい/形式が苦手などありましたら書き直しますので!
(人通りの少ない裏路地の更に奥、ゴミが散乱している上に壁には下品な落書きが散らかっている場所に男が二人立っていた。そのうちの片方はまだ青年のようだが捨てられた子犬のようにひどく怯え、顔中といわず身体中にバリエーション豊かな痣や傷を作って命乞いしていた。「や、やめてくれ…殺さないで…」それを聞いたもう片方の若い男がくつくつと、喉から響く低い笑い声を上げる。「殺さないで、だって?そりゃ無理な相談だ。キミ、もうダメっぽいしね。俺もこう見えて日々とっても忙しいんだよ、分かるかね若人くん?」芝居がかったわざとらしい口振りで男はそう告げると、無機質な拳銃を構える。「やめ…」「じゃあね~。」耳をつんざくような銃声が響き、青年の方がまるで、操り人形の糸が切れたかのようにばたりと地面に倒れる。「~♪」今しがた青年を撃ったというのに、若い男は怯えるでも動揺するでもなく、むしろ子守唄すら口ずさみながらおやつの時間の小さな子供のように楽しげに、死体をずるずると引きずって路地から出ようとしていて)
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