「囚人」 2020-09-07 00:19:43 |
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!!?……トラウマ、ならないです!( ただでさえごく一般的なコミュニケーションが取れず人によっては不快に思わせてしまうところを、すんなりと受け入れてくれる寛容な人物が発する言葉はどれも聞き流せず、咄嗟に否定が飛び出した唇にも拳にも力が入り )
『アンドルーさんとルカさんと知り合えて本当に良かったです。ルカさんも優しい人達の内にちゃんと含まれていますよ。時々ふと僕が貴方に嫌な思いをさせているんじゃないかと不安になりますが、でもルカさんに会う度にそんな考えが自然に消えてしまうんです。それはルカさんがルカさんだからですよね』
( 記憶を失くしたとは聞いたが人柄は記憶の有無はきっと関係ない。たとえ記憶があろうと親しくなりたいと思う未来には変わりないから、ペンを走らせる間も心は焦りよりも喜びで弾み/相棒が満足気に足元で床に座るのを見届け、すっかり仲良しになった二人を益々好きになっていくのを知り )
紙がどうのなんて考えていないです。僕のことを考えて描いてくれた手紙だからこそ価値があるんです。たとえ一文字しかなくてももうそれは僕への手紙であることには違いないから。いくら替えがあっても壊したのは事実だし──ごめんなさい。人の物を壊すなんて良いことじゃない…。ん、んん( そのまま身体に吸収されるのではと思われる強さでひたすら手紙を抱き締め、表情も感情にも紙を貰えた至福感以外の何も表れず。素人には全く分からない謎パーツは一つ幾らなのかだのどう弁償したらよいのかだの頭がどんどんとこんぐらがっていく中で再び謝罪を述べ。ふと指先に触れた感覚に気付き、正確に何の意図があるのかは読めなかったものの次第に震えが収まり )
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