創作女子 2020-09-03 20:11:12 |
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ん…ごめん、ちょっとばたばたしてて来られなくて…。上げといてくれてありがと。
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そう、ごめんね?( 本気でないであろう言葉に再びふと口角を上げれば小首を傾けつつ冗談混じりに謝罪を。一度賛同の言葉が出た後この幼馴染と言う関係を誇る様な発言に微かに双眸見張り瞬いた後、然して表情は変わらないものの何処か照れ臭そうに顔を顰め視線を逸らしつつ、「…俺だって他よりは知ってる、」とぽつりと返して。 微妙な表情で微妙な台詞を返されては微かに眉根を寄せ顎に皺を作った微妙な表情で、「まぁ、分かってるなら良いけど…、」と呟き。続く少女漫画のヒーローくらいしか言わなそうな誑しの様な決めゼリフに双眸丸く見張りじわりと微かに頬を染める、なんて珍しい反応を示してしまえばぱっと顔を背け、「そう言うの、女の子言うべきなんじゃないの、」と何処か素っ気なく返すと内心に滲み出るいつもとの気持ちの違いに動揺して一人で首を傾けて。悪戯っ子の様に笑みを浮かべる相手に釣られ微かに口角を上げれば、「でも、あの身長の割に逃げ足早いでしょ、」と後輩の長い手足思い浮かべては肩を竦め。見上げていた視線に気付かれればはっとするものの怪しくない様にすい、と視線を逸らし、切符を購入している様子少し離れた場所で見守っては渡される一枚の切符大人しく受け取り、「ありがと、」とお礼を言い改札へ向かって歩き出し。 )
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