てめぇみたいな悪霊をぶっ潰すのが俺の仕事だからだ。 (“傷がついたら”──その言葉に、ハッとして次の攻撃へ移るのを躊躇う。中身は悪霊だとしても、身体自体は彼のもの。そこを忘れていてはいけない。見下されれば睨んで返して、煽るように笑う彼に怒りの籠った声で答え。水晶を確認すると、かなり黒く濁っている。動きを止めた彼と距離を縮めると護符片手に) 嫌いだとは一度も言ったことねぇよ、