誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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……うん。
(暫く腕を組んで黙り込んでいたエステラは、ふと、部屋の端にあったティッシュ箱からペーパーを1枚抜き取る。
二人に見せる様にひらひらと、直後、ペーパーに向かって「やや強力な電撃」を纏わせた)
ぅあっつ!!あつ!あちちっ!!
(電熱により発火するそれを、火が床に落ちない内に急いで息を吹きかけて消す。
残ったのは、やや焦げ煙をあげるペーパー)
あっちー!ほらね、ボクの能力も凄く危ないです!悪用しようと思えばいくらでも出来ちゃう。
でもボクは「悪用しない」と心に決めてます、使う時も細心の注意をはらって使う、最悪なことにならない様に。
だから……「危ない力」だとか「凄い力」だとか、「呪い」とか、そういう境目って多分殆ど意味が無い。
拳銃とかナイフとかも、危ない凶器ですけど、使い方次第で人の身を守る物や生活に欠かせない物にもなる。
(燃え残りが無いかをしっかりと確認し、ゴミ箱へそれを投げ捨てた)
だから結局、全部貴女自身の気持ち次第なんだ、先輩!幻君も勿論ね!
「呪い」だって沈み込むより、それをどうすれば良い方向に使えるかを考えた方が、よっぽど気持ちは明るくなりますよ!
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