お節介先輩【 〆 】

>神崎先輩

（ 本気にするよなんて言われれば、ヘラリと緩い笑みを浮かべ「 良いですよー、ファーストキスって甘いんでしょー？ 」と緩い言葉を続けて発し。相手の気持ちなんて考える程、人間関係を大切にはしない性格、それ故にファーストキスだとか本当になんでも良いのだ。先輩に異変を感じ初めたのは今更でいつもの大人の余裕と言うのだろうか…、その落ち着き感がない先輩に小首を傾げて心配そうに相手の顔を覗き込めば「 俺のじゃ、ダメだったんですか？ 」なんて自分がファーストキスじゃ先輩として不愉快だったのかも知れない、と心配をしおずおずとした様子て相手に訊ね。オムライスを作ってくれると言う先輩の姿をまじまじと見つめれば ’ なんて良い先輩なんだ… ’ と感動をしつつ嬉しそうに微笑みを浮かべ。）

「　まじですか…！！弟さん味覚がちゃんと育ってますね。 」

（ 先輩の弟さんとは気が合うのだろうか。そんな風に考えつつ弟さんが、オムライスを食べる姿を想像し顔や声は知らないものの可愛いと思ってしまい。オムライスの味付けはどんなものだろうか。調べて作った物を食べるのも良いが先輩が何時も食べている物も食べてみたい。そう考えれば「 オムライスの味付けとかは、先輩のお家流でお願いしますね。」と可愛らしい笑みを浮かべお願いをして。）