サボり魔の無気力君 2020-08-14 20:09:40 |
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>>幸くん
('お姉ちゃんって感じ出てますね'という彼の言葉に驚いたような表情を見せて。彼がそんなことを言ってくれるとは思っていなくて、心底嬉しく思った。お姉ちゃんっぽい、お母さんみたい、クラスメイトからはよくそんな言葉を掛けられるけれどそれよりも嬉しさを感じているのは何故だろうか。此処で考えても答えは出ない気がする、と一旦考えることを放棄して「本当?…嬉しいわ、ありがとう」と少し照れたような笑みを浮かべて。彼は此方の弁明には首をこてり、と傾けて言葉を紡ぎ、にこりと微笑む。そんなことを言われても、彼は良くても此方は若干申し訳ないし恥ずかしいのだ、と思いながら彼の額を軽くぴん、と弾いて。「そういうのは好きな子に取っとくものなの、まだ置いときなさい」、そう言って軽く微笑んで。)
「そう?そんなこと言われたら気合い入っちゃうわね」
(目を輝かせて自分の料理が美味しいから、と言ってくれる後輩の存在は心底有り難くて。褒められると気合が入るのはきっとどんな人間も同じだろう、と思いながら上記を紡ぐと冷蔵庫の中に何があったっけ、とぼんやり考えながらとある案を思いついて。)
「何なら、幸くんにリクエスト、貰っちゃおうかしら。
材料によっては帰りにスーパーに寄らなきゃいけないけど…、」
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