神ノ木 集 2020-08-10 21:17:15 |
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ん。
(皆月篝は軽く答え、貴方の唇に口付けを落とす。)
(「やだ…やだ…こないで!」童女は血相を変えて泣き喚くが、花子は哀れむような瞳で彼女を一瞥したかと思うと、鎖で彼女を縛り上げる。「…じゃあね。」花子が静かに呟き、鎖に貼り付けられた大量のお札を一枚剥がすとそのお札をもがく童女の額に貼りつけた。瞬間、童女の白く滑らかな皮膚がぼろぼろと崩れ…「…とっとと消えろよ、この…死に損ないの悪霊が!」花子が鋭い罵声を発すると同時に、彼女は可愛らしい童女の姿ではない…本性の醜悪な姿へと変貌した。「…マジ?第二形態とかあり…?」花子は顔を引き攣らせ、鎖を引き戻して構える…が。「…はなこおにいちゃん。はなこおにいちゃんがすきなのは、だあれ?」その問いを合図に、花子の身体が電撃にでも打たれたかのように硬直する…「……僕が…好きなのは…」
ほんの刹那の静寂。「カガリビサンと僕だよ!」花子は憎らしく笑い、彼女に鎖を伸ばした。)
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