…ひぅっ、うぅ…(幸か不幸か背後で何があったのかそれを知らず、耳を軽く小さな手で塞ぎ少しの間そうしてると目の前に年上のようにも見える少年の姿があり、思わずびっくりしてしまうと目尻に涙を浮かべて今にも泣き出してしまいそうで。何故自分は分からない場所にいるのか分からない恐怖、怖い怪物に狙われていた事の恐怖、それらにより目の前の存在が助けてくれた存在だと気付けぬままで)