ねぇ、振り向いて ≪ 〆 ≫

それならさ、体育館倉庫の裏で朝練するってのはどう？それなら部外者かどうかなんか関係ないし、部室とこの教室の位置関係も丁度いいし…どう？
(唸って悩む彼に口元が緩みそうになるのをなんとか抑える。剣道に対して真剣であるが故に練習になるならばとこちらの申し出を直ぐに拒否しないだろうと思っていた。こちらの目的が別のところにあるなんて知らずに迷う姿を、隙だらけだなぁとほくそ笑み、同時にそれが可愛い所だとまたひとつ要に惹かれてしまう。体育館倉庫裏は人がほぼ来ず人目にもつかないため2人っきりになるにはもってこいの場所、今で以上に彼と一緒に過ごせるなら願ってもないことだ。迷っている隙にさりげなくもうひと段階先の話、つまりはどこで朝練習をするかの話へと進めてしまうと、人あたりの良い笑みと共にまた相手へと問いかけて)

(/いえいえこちらこそ素敵なロルで心が踊ります…！
こちらも何かありました時には背後からお声がけさせていただきますね！では一旦失礼します。)