(よろしくお願いします。) 「………初めてですか?…何、彫ります?」 (扉の開く音に反応して億劫そうに顔を上げ、 初めての来客の顔をちらりと一瞥すると彼はカウンターにぶちまけられた龍やら月下美人やらが描かれた図案に目を向け)