着ぐるみパンダさん 2020-08-02 17:23:34 |
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>235
「気に病む必要はありません。お互い、自分に出来ることをしたまでですから」
前線に繰り出す兵がいれば、それを命じる人物がいる。至極当然の事だ。
戦争という異常事態――人が盤上の数字に、命が使い捨ての武器に変わる修羅の世界に置かれても、ステラのように"まともな"感性を忘れない人物がいる。無能を自称する必要などない。人殺しの才能で優劣を付けるさもしい時代が終われば、貴ばれるべきは彼女のような人間なのだから。
それにステラには文学という立派な武器がある。戦争が終われば時流も変わる。その時、彼女の作品が世に羽ばたく可能性だってあるのだ。東洋の武将の名言を学び取ったように、ゼクシアは十分な教育を受けられなかったことの補填として、書物から教養を得ようとすることが多い。そんなゼクシアにとって、書物をしたため世に送り出すステラのような人物を軽んじるなど、到底有り得ないことなのだった。
またステラはゼクシアの身を案じたが、虐殺と略奪の只中で幼い日々を過ごしてきたゼクシアからすれば、非情な現実を前に感覚を麻痺させることが出来ず、後悔と自責の念に駆られ続けているステラの心身こそが心配だった。それこそ、これから命懸けの任務に挑む自身よりも。
淡白で抑揚のない声と、その裏で熱を帯びる本心。善と悪の二面性という天秤が、他人の行く末を案じて思い悩む、心優しい女性を前にして大きく傾き始めた。
「決行は合戦の最中――戦の動乱にこの身を滑り込ませます」
それだけ伝えると一礼し、必要な物を揃えるべくステラの私室を後にする。
王城のどこかしらに捕虜から剥ぎ取った鎧や衣服があるだろう。王国兵"らしさ"を醸し出すための練習もせねばなるまい。戦場で刃を交えるだけが戦ではない――まこと、その通りだと思わず苦笑いが浮かんだ。
中(この辺でゼクシアは失礼させていただこうかと思います。とても楽しかったです、感謝感激です!
非常に魅力的なお話を振っていただきありがとうございます。そこで質問なのですが、ダウファール要塞での戦いはどのような運びになる想定でしょうか……?ゼクシアの潜入に関しても、王国側の皆さんと絡むことになるのか等気になる所です)
中(あ、もしかしたらゼクシアを退室させないままの方がよかったでしょうか……?戦場から離れていることもあって、兵隊さんの目的は軽い報告程度かな~と思い、兵隊さんが来るより少し早くにステラさんの私室を去った感じを想定していました)
(/お返しロールはちょっと後程になりますー。
戦況報告とかの目的であれば兵隊さんは来ても違和感ないかなと、ただ一応現在の戦地からは離れてるのだけは設定としてご了承いただきたいと……!
ダウファール要塞についてなのですが、私としては「銀河英雄伝説」の「イゼルローン要塞」的な存在として設定をでっち上げてみました。(銀英伝知ってる人いますかね?)
なので、定期的に攻防戦や、ちょっとした作戦会議、日常風景なんかの舞台として出てきてくれたらいいなと思っています。
攻略戦の予定としては、私が「ダウファール要塞司令官」という立ち位置の王国側キャラクターを出して(ほぼ八百長試合で)ゼクシアさんに派手に暴れていただき、要塞はほぼ無力化されて帝国側が奪取!という形を想定していましたが、「その展開ちょっと待ったー!」や「ゼクシアさんとちゃんとバトルしたいよー」という方がいらっしゃるようであれば、どういう展開にするかは相談する形になるかなーと思います。)
>245
(/ダウファール要塞戦でラヴィの異能《unknown…》の正体を明かしたいと思っていますので、此方としてはゼクシアさんとラヴィを戦わせたいという考えなのですが…)
(/となるとあまり一方的な勝利は望ましくないですかねー。
無力化はされず帝国側にも渡らなかったけれど、大幅に弱体化して、以降は度々帝国軍に狙われる……という着地点も一応考えてありますが)
>246、>247、>248
【少し自分の展開を変えなければなりませんね……。ウルフについてはそのままでいいですが、一応そろそろカデルラ(兄の方)と天狼軍をちゃんとした形で登場させなければなりませんので……。異能については大丈夫です!】
(ゼクシアの強さやストーリー展開的に、無双や要塞に対しての完全勝利は想定していなかったので自分もそれで全く問題ないです!むしろ満足です。戦闘の結果は痛み分けで命辛々帰ってくるくらいが良さそうだなと思っていましたし、序盤に要塞攻略までいくと王国側がいきなり苦しくなりすぎちゃいそうですしね。
皆様のキャラクターとの兼ね合いに関しましては、天狼軍の方々が帝国側として戦っているのに乗じて潜入を試み、要塞戦にてラヴィさんと交戦……のような運びで大丈夫でしょうか?それぞれのやりたい展開に乗せてもらえるのも非常に嬉しいので、他にもご意見ありましたらお願いします)
(/内部施設の崩壊だけだと、補給さえ出来れば良いわけですし「大幅弱体」とは言えなそうですから、城壁もあちこちが大規模に破壊される、くらい出来れば防御力弱体化描写としてはベストかと!)
>252
(/そうですね…ゼクシアさんがお考えになっていた、《どちらもそれなりの被害を受けて痛み分け》というような形で良いのではないでしょうか。)
(/現状キャラ纏め(ちょっと色々並べ替え済み)です、抜けとかミスがあったら教えてくださいー)
【メルノリア王国】
『王族』
キャサリン・ヴァレンタイン(中の人:着ぐるみパンダ(主)):第二十三代女王
マチルダ・ヴァレンタイン(中の人:着ぐるみパンダ(主)):第一王女
『王族周辺人物』
カデルア(中の人:AYA♪):マチルダの従者
ラヴィ・ロックハート(中の人:着ぐるみパンダ(主)):不明
ジラルド・マルローネ(中の人:名無しの大福):政治家、軍事務官
『守護騎士隊』
アーサー・ヴォルド(中の人:着ぐるみパンダ(主)):大将、守護騎士隊長
ルイ・シュヴァルツ(中の人:着ぐるみパンダ(主)):大佐、守護騎士隊副隊長、王国書記長
『王国軍』
オズワルド・ハニーフィールド(中の人:着ぐるみパンダ(主)):元帥、全軍指揮官
オーガスタス・オローク(中の人:名無しの大福):中将、第十師団長
エメリア・ヴォルド(中の人:着ぐるみパンダ(主)):中佐、第一部隊隊長
ノーマン・フロフィリア(中の人:着ぐるみパンダ(主)):大尉、騎士
エドワード・ルイス(中の人:OSORA):中尉、騎士
『その他』
カデルラ(中の人:AYA♪):不明、帝国に捕縛中
ハーグリーブス(中の人:アークライトくん):商人
【クドレウス帝国】
『皇族』
不在
『皇族周辺人物』
不在
『帝国軍』
ジェレマイア・フォーテスキュー(中の人:名無しの大福):中佐、白聖騎士団団長
アントワヌ・ヴンサン(中の人:シザーgirl):少佐、第二師団長
ステラ・カンパニュラ(中の人:名無しの大福):少尉、参謀室所属参謀官
ゼクシア・ファルベ(中の人:tenma):階級無し(傭兵)、戦士
ティルフィング(中の人:メリー):(階級不明)、騎士
『その他』
ヴァシーリー・ダヴィートヴィチ・チャイコフスキー(中の人:シザーgirl):暗殺者、吟遊詩人
【中立】
『ウルフ周辺』
ウルフ・ティエラン(中の人:AYA♪):不明
(/ちなみにステラのとこへ駈け込んで来たウルフさんの所の兵隊さんは、ステラがいつも受けている様な戦況報告をする為に入って来た感じで良いですかね?ゼクシアさんは不在でも大丈夫だと思いますので、取り合えずそこだけはっきりさせていただければ、お返しロールで〆ということにしますが!)
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