おやおや、随分ご機嫌斜めなことで (むす、としたままの表情で部屋の主が帰ってきては、くすくすと楽しげに笑い。まさかここまで彼が根に持つなんて思っていなくて、まだまだ子供だと感じてしまう。濡れているなら拭けばいい、その言葉にそうですねえ、と返しながらタオルを受け取り優しく彼の髪を拭き始め、)