執事 2020-07-30 19:43:59 |
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僕の魔法を甘く見るな
(不安そうな彼を振り返ると「病人は黙って見ていろ」とでも言いたげな声色でそう返して。その後手元の方へ意識を戻すと、冷蔵庫から苺を取り出し此処まで届く、その一連の流れを想像しながら杖を振り下ろす。……数秒後、どんっ、と此処の扉に何かがぶつかる音、扉を開くとその先には苺の入った籠が転がっており。幸いにも中身は出ていない。冷やされたその籠を拾い上げ彼の元へ戻って。その途中、彼の寝室の扉が軽くへこんでいたり、料理人の叫び声が聞こえてきた気もしないが、そこは見なかった、聞かなかったことにする。先程拾ってきた籠を彼の前へ掲げ)
ほらなヴィラ、僕だってやる時はやるんだ
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