…どこに、行かれたのですか… (情けない、これでは執事の意味が無いではないか。大人しくベッドで寝ていたのもほんの少しで、上半身だけ起こして辺りを見れば彼の姿が見当たらず。熱さと怠さ、加えて鈍く響くような頭痛で頭が回らず、ついさっき彼の言っていたことすら思い出せなくて探しに行こうとするものの、これ以上体を動かせなくて今の姿勢のまま、ぼーっとドアを見つめており)