(いつもなら嫌味には言い返す所だが、今日はわざわざ反応している暇はない。あれから止まること無く足を進め、街中へとやってきた。アンティーク雑貨の専門店や宝石店やら時計店など、洒落た店が並んでいる。クリスマスプレゼントを買ってやる、なんて言ったは良いものの、そういえば彼本人の欲しいものはまだ訊いていなかった、一度足を止め彼の方を向いて) なぁヴィラ、何が欲しいんだ?この近くにお前の欲しいものが売ってればいいんだが。