もう下手な失敗はできませんねぇ、 (彼が一定量の魔法を安定して扱えるようになった時には、彼に似合う杖を贈ろうと決めていた。もちろんこの杖は彼が元々使っていたものを元に仕上げたもので、これで無駄は無いはずだ。これからも彼の成長を見届けたい、その思いで贈ったプレゼントをこうも喜ばれるとは思っていなくて。いつもの嫌味をちくりと刺しながらも、彼の目を見てこくりと頷き)