……うん (ぐすん、と鼻を啜ると、まだ潤んだ瞳のまま彼の方を見上げてこくりと頷き。気持ちを改め、ぎゅっと杖を握り直すともう一度杖を振る。暫く間が空いた後、その場にぼんっと現れたのは猫じゃらし数十本。相変わらず数はあれだが、お目当てのものは出せたようで)