おやおや、困ったお兄さんですね、 (余程不安だったのか、たちまち瞳を潤ませて弱々しく自分の名前を呼びながらこちらに来る彼の頭を撫でつつ、やれやれ、と息を吐き。釣竿は自分が綺麗さっぱり片付けた。もう一度頑張りなさい、との意味を込めて彼の背を叩き、)