何度も試す事、それも勉強です (なぜ彼は釣竿を出したのか。彼の様子から出したかったものは釣竿ではなく、別の何かなんだろうと察する。ちょいちょい、と足で釣竿を触るスピネを見て何か気づいたようで、彼を責めることも、問い詰めることも無く釣竿を避けつつ部屋に入り、スピネを抱いては彼の元に退かせ。ゆっくり杖を振り、出された釣竿を片付ければ広くなった床を見つめつつ、優しい声色で、) _はい、私はなんにも見ておりません