"それだけ?"……と、 (このままでは、本当に彼は終わらせてしまう。ゆっくり腰の杖を抜き、軽く振ればスピネの顔を見てふんふんと頷き。動物の心がわかる魔法なんてそこまで便利なものありはしないが、あたかもそれを使ったかのように見せ)