おはよう父さん、 (彼の後に続いて部屋に入り、待ちきれない、と何か言いたげな瞳で父親を見つめる。父親はそれを察したらしく、側にあった蓋付きバスケットを手渡され。ずっしりとした重みに、仄かな温かさを感じ、緊張からかドキドキと自身の心臓も鳴っており)