(彼と別れて向かうのは自分の部屋……ではなく、父親がいるであろう部屋。勿論、猫を飼うことに関して直談判をするためである。大きな扉の前へ立つと一つ深呼吸を済ませ、ノックをして中へと入っていき) ──父さん、